@nak(た): September 2006アーカイブ

いつもより厚めに着込んでテントから這い出してみると、夜中のうちに降雨があった模様。地面が濡れて空はどんより鉛色。あきらかに気温が低く、憂鬱な気分で朝食用テントに向かいました。ルート変更後の詳細が知りたいと思いましたが、特に地図の張り出しもCycle Oregonianの訂正も入らなかったのが残念です。

co2006_060929_1.jpg co2006_060929_2.jpg

いつものように皆で揃ってスタートしたところ、何故か朝から快調な@nak組。ビュンビュン飛ばすロード達に弟子入りし、調子に乗ってドラフティングなんかしてたら仲間と逸れてしまいました。La GrandeのSafewayに設えられたODS(rest spot)で仲間と再び合流し、案内表示に導かれて走り出すとコースはhighwayへと続いていました。コース変更で急遽highwayを走ることになった旨連絡を受けた清掃局が、気を利かせて路肩の清掃を済ませてくれたそうです。でもその甲斐もなくパンク者が続出しているようでした。この時点で雨が落ちてくることはありませんでしたが、用意してきた雨具とウィンドストッパーフリースを重ね着し、シューズカバーも装着して、今日も飽くことなく(飽いたけど仕方ない)緩やかながらひたすら長い斜面を上っていきます。次のODS(rest stop)には、冷えた身体に有り難いホットココアと、どこから手配したのか暖を取るためのスクールバス2台が用意されてました。この素早い対応は感動ものです。

co2006_060929_3.jpg co2006_060929_4.jpg

黙々と白い息を吐きながらhighwayを走り続けると、いつの間にか緑濃き渓谷へと景色が移っていました。肩の力をほぉーっと抜き、「このまま雨さえ降らなけりゃね・・・」と呟いた瞬間、ハイ、雨粒落下です。GPSデータに拠るとまもなくランチ場所というところで一軒のドライブインがあり、軒下にたくさんの自転車が雨宿りしているのが見えます。私達二人も躊躇わずピットイン。中はものすごい数の参加者達で溢れ、何かお料理をオーダーする人もいたらしく、てんてこ舞いな状況です。ちっちゃな私に椅子をゆずってくれる親切な人がいて、腰掛けさせてもらって誰かの飲み干したカップの温もりで手指を温めました(かなり貧乏くさい)。外の寒暖計を見ると、正午近くでなんと摂氏4度しかありません!雨宿りしてる間に、まきさん&もりさんチーム、平野さん、いいづかさんに追い越されてたようです。ランチ場所で顔を合わせても、またそれぞれのペースで散って行きます。「俺には湿度がよく似合う!」と発言し、この悪天候を楽しんでるいいづかさん。バチバチ燃え盛るキャンプファイヤーで身体を温め(焦げたね)、濡れた手袋を乾かしました。私はここでも多くの親切心に触れることができ、互いに笑い合ったりして気持ちはいつでもホカホカでした。

co2006_060929_5.jpg co2006_060929_6.jpg

ランチ場所を後にするとすぐに13mileものダイナミックなダウンヒルが始まりました。ローディ達と”下り仲間”結成し、豪快にトレインしてカーブを切って行くワクワク感は当分忘れられそうもありません。"Good Job! Good Job!"と讃え合ってにっこり。ODSでまたもやメンバー集結し、残り少ない行程を皆で走って行く事になりました。遠く馬が群れる斜面を眺めつついくつも丘を越えると景色は一変し、目の前には丸みを帯びた小麦畑。青空と千切れ雲、ぽつんと置かれたトラクター、道に散らかった小麦粒、うねる畑道、「びゅーりほー」と絶叫し走り去る参加者。小刻みに現れるアップダウンに苦しんでいると"Almost there"との声が掛かります。「今の俺たちに必要なのは熱いシャワーと暖かいベッドだよな。最低限キャンプ地は芝生であって欲しいよなぁ。」なんて会話を参加者達と交わしながら最後のキャンプ地Athenaへと入りました。

co2006_060929_7.jpg

Day5は、”走りたい奴にはフルサポート付きのセンチュリーランを用意するぜ。走りたくないぜって奴はゆっくり休養してくれ、でもランチは自分で確保してくれよな。”って趣向の日でした。我らは迷う事なく後者です、はい。

co2006_060928_1.jpg co2006_060928_2.jpg

のんびりと朝寝坊(7時起きだけど)したこの日、Informationの掲示板にCycle Tokyo !のチラシを貼付けたり、ボランティアのお姉さんから街へ出るシャトル乗り場を教えてもらったりしていつもと違ったゆとりのある朝を過ごします。Nossa Coffeeで好みのドリンクをオーダーしてのんびりとテントに戻る途中、Cycle Oregonに同行する大型冷凍車のドライバーさんから声を掛けられ、運転席に乗せてもらう機会に恵まれました。遠い国からやってきた私達に親切で、お土産にトラックのミニカーまで持たせてくれてました。冷凍車をご用命の際はINTERSTATE DIST. CO.まで!洗濯物サービスがあると聞きつけ、さっそく利用してみることにしました。ひと袋あたり12ドルとのこと。「うしし、これでお洗濯の手間が省たわ〜」と足取り軽く(本当は筋肉痛の為ひどく重たい)Unionの街へ繰り出しました。

co2006_060928_3.jpg co2006_060928_4.jpg co2006_060928_4a.jpg


"Welcome to Cycle Oregon"の看板を掲げたあちらこちらのお店を覗き、雑貨を買ったりパイを分け合って食べたりしました。それから9人で無料シャトルに乗り込み、Unionよりも規模の大きいLa Grandeの街へと向かいました。この街で入った中華料理のレストランが大当たり!リーズナブルなのに美味しくて、久しぶりのアジアンな味付けに舌とおなかを大満足させました。

co2006_060928_5.jpg co2006_060928_6.jpg

キャンプ地に戻って洗濯物を引き取ってみると、なんとびっくり生乾き。。。丁寧に衣服を畳み、靴下をペアー同士合わせてくれてるのは感動に値するところですが、如何せん湿ったのを放置する訳にはいかず、慌てて洗濯紐張り巡らして干し直すこととなりました。良かった良かった乾燥した気候で。この日の晩ご飯はイタリアンの献立で、炭の香りが食欲を誘うミートボール、柔らかなチキンカツ、ペンネにたっぷりのミートソースが掛けられて、食欲米国人モード入ってる私はもちろん完食です。

co2006_060928_7.jpg co2006_060928_2a.jpg

夜7時30分までにステージへ集合するよう放送が入りました。ドナドナ風な荷台に乗せられて中央ステージへ行ってみると、寒波が突然降りて来た今日、「明日のコース(Day6)上にある山に雪が降ってしまった」との説明です。急遽コース変更し、「上りを1,200feet減らした替わりに距離を2mile増やしたからね。明日はきっと寒いからくれぐれも厚着をして望んでね。」ってことでミーティングは終了しました。やれやれ、どうなるやら。

CO2006_day4_1.jpg CO2006_day4_2.jpg

お化けの街Sumpterを後にして、前日気持ちよく下ってきた道を今度はゆるゆると登って引き返していきます。Sumpterの街に寄航させるべく来た道を戻るコース取りなんですね。昨日ランチ場所だったGraniteの街がこの日最初のODS(rest stop)となりました。(あ)さんが小耳に挟んだ情報によると、このGranite、電話が通じたのがようやく3年前で、郵便は現在も週に3日しか配達されないんだとか。詳細な住所もなく、「Graniteの誰それ」で届くとのこと。そんなオレゴンの奥地を走ってるなんて!ODSでおやつをパクパクおなかに収めながらコースマップと睨めっこ。そう、この先グイーッと勾配が上がり、標高7,398feetのAnthony Lakeまで上がらなけりゃランチにありつけないのです。全身が筋肉痛コチコチの私にはとっても無理と判断し、ワゴンに乗車して厳しい上り(約25mile!)をスキップしてしまうことになりました。

CO2006_day4_3.jpg CO2006_day4_4.jpg

「オレゴン州内の舗装された道で一番の勾配を誇る道 by(あ)さん情報」をワゴンに揺られつつ見ていると、やっぱり上れなかったに違いなく、ワゴン選択は間違ってなかったはずと思い込むことにしました。急勾配のカーブをニコニコ顔で攻めてく健脚なサイクリスト達。すご過ぎです。途中、ワゴンは山火事の焼け跡が生々しい現場を通り抜け、ほとんどのサイクリストを追い越してAnthony Lakeで降ろされました。ぶらぶらと湖を散歩し、湖畔沿いに腰掛けて少し早いランチをしていると、続々と上がってきた集団の中に、まきさん、もりさん、新井さんの姿をみつけました。平野さん、いいづかさんも合流してダウンヒルに入ろうかというところでまたもや白髭のワゴン隊長さんと出くわし、「ポジションチェックは終えたのか?」の優しくも無言の鋭い視線を頂戴してしまいました。スイマセン、今晩必ずや・・・。

CO2006_day4_5.jpg CO2006_day4_6.jpg

山火事警報発動中(というよりも実際に燃えて白煙が上がってたし)の箇所をいくつか潜り抜け、豪快にダウンヒルをこなして山を降り、下り基調の気持ちの良い道を軽快に飛ばしていきます。どの方面にカメラを向けても絵になる風景が広がり、足は回転させたままシャッターを夢中で切り続けました。牛がのんびりと草を食む様子を遠くに眺めていると、ああ、来て良かったなぁと心から思うのでした。

CO2006_day4_7.jpg CO2006_day4_8.jpg

North Powderの街に入り、この日2回目のODS(rest stop)で穏やかな風に吹かれながら甘いスイカや数々のスナックを口にし、皆でしばし寝転んで身体を休めました。このまま平和に安穏と終わらないのがCycle Oregon!ここからの残り約20mileが想像を絶する厳しい道のりで、向かい風と横風に煽られながら、ひたすら茶色の丘を縫って突き進む行程(長い長い上りだし)が用意されてたのです。平行して線路が走り、のんびり行く貨物列車に目を奪われながらも歯を食いしばって足を回転させます。急遽設定されたらしいWater Stopで水分補給し、日本から持って来た梅干しと柿ピーで元気を補充します。道がようやく下り基調になって、街らしい風景が始まるとそれが待ちに待ったキャンプ地Unionでした。

CO2006_day4_9.jpg

キャンプ地に入ると真っ先にBike Garallyに向かい、素敵なお兄さんを捕まえて、私と(あ)さん、まきさんの3人が念入りにポジションチェックを受けました。自転車を引きずるようにしてテント場所にやってくるとこの日もなんとボコボコ地面に自分達のテントが張られてて、涙涙涙。「ボランティアの奴らひど過ぎるぜぇ〜」とお隣さん達と相談した結果、自分達で急ぎ平地に設営し直しました。

CO2006_day3_1.jpg CO2006_day3_2.jpg

この日も自転車のサドルについた朝露が凍りつくほどの寒さで一日が始まりました。オレゴン生活始まって数日が経って、昼間の灼熱の太陽で焦がされることによる日焼け、乾燥した空気、肌に馴染まない石鹸等によりお肌の状態が最悪になり、私達日本人の誰もがガサついたお肌に悩みました。次回はお高い保湿クリームを成田で仕入れて、オレンゴンに乗り込むぞ!で、朝一番からお決まりのヒルクライム。この頃になると、走りのパターンが掴めてきました。ようするに毎日が、ヒルクライムとダウンヒルの繰り返しなのです!広大な平地をひたすら真っ直ぐ真っ直ぐ走っていくことを思い描いていた私はギャフ〜ンです。おまけに「ランチの前に2ヤビツです。」なんてヤビツ峠を単位に持ち出す人もいて(まきさんだけど)、もうギャフン10連発の私。下半身に満遍なく広がった筋肉痛も極限に達し、自転車に股がるのもやっとの感じです。ランチ直前でまたもやJonathanと遭遇し、にこやかに意見交換しつつ上って行きますが、これがキツイことキツイこと。英語に堪能な(あ)さんでもさすがにヒルクライムしながら会話するのは大変そうです。またもや白髭のワゴン隊長さんから「ポジションチェックしてもらったかい?」と声を掛けられてしまいました。

CO2006_day3_3.jpg CO2006_day3_4.jpg
GraniteでPortland在住の新井さんと一緒になり、ゴールのSumpterまで一緒に走りました。このSumpterの街はかつてゴールドラッシュで賑わったとのことで、今ではお化けの街として宣伝してるようでした。食堂のランプにも白い布が被せてあったりして雰囲気を演出してます。

CO2006_day3_7.jpg CO2006_day3_8.jpg

CO2006_day3_9.jpg CO2006_day3_6.jpg

午後3時頃の早めのゴールとなったこの日、皆でお洗濯をしたり、街に繰り出して買い物したりビールで乾杯したり、鹿と戯れて楽しく過ごしたりしました。遅くなってからBike Garallyに自転車を持ち込んでみると、もう遅い時間だから一名しか見てあげられないと言われ、膝痛を訴えていた訓子さんがポジションチェックを受けることになりました。比較的良い印象の多いSumpterでしたが問題がひとつ。傾斜地にテントが設営された為なのか、翌日から首の筋肉痛にひどく悩まされる事となりました。

CO2006_day3_10.jpg

寝袋に潜り込んでから目が覚めるたび、外気温が急激に下がっていくのが分かりました。寝袋から出した顔が寒さに強張るのを感じ、狭い寝袋の中に縮こまるようにして朝を迎えました。出掛けにユニクロのフリースのロング靴下をスーツケースに詰めてきて本当に良かった。今回の旅では大活躍で、サイクリングの時にもテント生活時にも気軽に脱着できて暖かで、洗ってもすぐに乾いて便利でした。そんな朝、朝食用テントに向かうと、昨日まで短パン&Tシャツだったアメリカ人達もさすがにフリース等を着込んで寒さ対策をしているように見えました。この日から日を重ねるごとに標高が高くなり、重装備も増していくのでした。皆でお揃いのウィンドブレーカーに身を包み、今朝も7時前後にスタート。朝から緩やかなヒルクライムが用意され、昇る朝日と山間の景色を楽しみつつ上っていきます。後ろから次々とサイクリスト達に追い越されていきますが、必ず”Good Morning!”あるいは、“Welcome to Oregon!”と声を掛けてくれます。私達も元気良く声を張り上げ、挨拶に応じます。日本からきたサイクリストと分かるや片言の日本語を語りかけてくる人も相当数いました。午前中のヒルクライムで既にアップアップ状態の@nak。Ukiahでランチしながら残りの行程と自分達の体力について真剣に検討します。潔くサグワゴンに乗ることで意見が一致し、平野さん、haiさん、いいづかさんと共に峠の頂上まで約20mile(32km)、ワゴンに乗せてもらうことになりました。ワゴンに揺られてる間、酷暑の中走ってる参加者を見て心が痛んだりもしましたが、同乗者達と会話が弾んで楽しかったのでこれはこれで良い思い出となりそうです。そんな時、真っ白髭を顔全体に蓄えたワゴン隊長?さんから、「君はお尻フリフリになってるよ。サドルが高いようだから、BikeGallaryでフィッテッィングしてもらいなさい。」と声を掛けられました。特にポジション問題を感じてなかった私は、「本当に私のこと?」なんて思ったりして。下り基調の道のりを走ってキャンプ地Starkeyに到着したのは午後5時を過ぎてたでしょうか。この日のキャンプ地は荒地の埃っぽい場所(放牧地か?)でしたが、到着したら既にテントが設営されてるのは何よりも有り難い。シャワーのタンクが空になって給水車待ちしたり、お湯が出たり出なかったりする不便さもきっと良い思い出となるはず。夜中にトイレに立つ回数も次第に減り、パッキングも手早くなって、自身がキャンプ生活に馴染んでいくのが分かりました。

起床は夜も明けきらない午前5時。ヘッドライトの明かりを頼りに真っ暗なテント内をごそごそとかき回して着替えを済ませ、サッサと朝ごはんへと向かいます。2回目の参加となるまきさん、もりさん、おのさん、訓子さんの指示に従って行動していきます。朝ごはんから戻る頃には辺りが薄明るくなってましたが、まだテントに篭ったまま起き出してこない参加者が多かったようです。歯磨きとトイレ、パッキングを終えて荷物(スーツケース)をテント外に出し、予定時間を30分程過ぎて午前7時、いよいよ出発!窪地に張られていたキャンプ地からグググンと坂を上がっていって、highwayに出ます。途中、ダム湖を一望できるところで記念撮影したりしながら先へ先へと進んでいきます。おのさんタンデムチームを先頭に皆はスピードに乗って飛ばしていきますが、そのスピードにまったく追いついていけなかった@nakチームは単独マイペースで走っていくことになりました。water stop, ODS(rest stop)を過ぎた頃から皆に追いつき次第にペースを掴むも、向かい風激しく殺伐とした風景の中、次第に道は緩やかに高度を上げているようでした。この頃bikeportland.orgのJonathanと初顔合わせし、会話を交わしたり写真を撮られたりしている内に気分が高揚してきました。砂埃舞う牧場の一画で初ランチ。疲労に胸がいっぱいででっかいサンドイッチの半分も食べきれませんでした。のろのろと出発してこの日一番の最高地点3,180feetを越え、気分良くダウンヒルをこなしてHeppunerの街へ入りました。冷たいココアミルク500mlに出迎えられて無事に一日目を終了。この日のキャンプ地は学校の芝地で、ステージも遠くに離れ、静かに夜を迎えられそうでした。

ホテルのレストランでのんびりとブルーベリー入りパンケーキの朝ごはんした後、いよいよバスに乗り込んでCycle Oregon出発地のUmatila、Lake Wallulaへと向かいます。最終発のバス3に乗り込んだ我らは時差から来る眠気に勝てず、全員漏れなく眠り込んでしまいましたが、見るからにエネルギッシュなアメリカ人達は都合3時間、ずっとハイテンションでした。目が覚めた時、目の前にはUmatila発電所の窪地のだだっ広い原っぱに、黄色を基調としたキャンプ地が広がっていました。バスから降ろされた後も雰囲気に飲み込まれてボケッとして立ち尽くしていた私達9人に、気を利かせたボランティアが駆け寄ってきてくれました。そこからようやく行動スイッチが入り、まずは受付しなけりゃとレジストレーション等を済ませ、テント場所に荷物を運んでもらってひと息ついたらすぐにcycle oregonグッズを購入しに出掛けていきました。横須賀へ赴任してた経験があるという“友達おばさん”と友好を深め、荷物整理に精を出してから夕飯となりました。Widmer Brothersで地ビールを買い込み、ひとしきり盛り上がった(私だけだったり?)後はそれぞれが思い思いに時間を過ごし、午後8時30分には寝袋にもぐりこみました。慣れないテント生活と夜10時まで続いたステージの騒音に悩み、トイレに3回も立ったりしつつもなんとか翌朝を迎えました。

Northwest直行便で成田からPortlandへ到着したのはまだ午前の早い時間でした。宿泊地シェラトンホテルのシャトルバスで空港まで送ってもらった私達はMAXに乗り継いでPortlandの街へ繰り出し、ダウンタウンの真ん中で降りました。所要時間は40分くらいかな。ティファニーを冷やかした後、街をぶらぶらしてたらおなかが空いたので目に付いたメキシカンのお店に吸い込まれるように入りました。テラス席でブリトーに齧り付きつつ、街の様子や雰囲気を読み取るべくキョロキョロと。今度はストリートカーに乗って無料乗車区間ギリギリの停留所(NW 10th at Glisan)で降りて、patagoniaへ。Cycle oregonに備えて肌着(インナー)と防寒着のフリースを数枚ゲットした私はご満悦で、足取り軽くラッタッター。途中コーヒーブレイクしたりしながらダウンタウンまで戻り、予定通りバイクフライデーのおルスさんと落ち合いました。一緒にsur la tableでお買い物したりPeet's Coffeeで歓談したりしてディナー場所のJake's Grillへやってくると、他の仲間がすでに到着していました。そこへ更におルスさんの娘さんとその彼氏も合流して、地ビールと盛りだくさんのシーフード、大降りのお肉、オレゴンベリーのデザートを皆で平らげてと、賑やかな会食となりました。お酒の入った一団はMAXに自転車輪行敢行し、緊張の中にも機嫌良くオレンゴン初日を終えました。

cycle oregonはタンデムで走る計画です。7日間の行程中、(あ)さんがキャプテンで(た)がストーカーを務めます。ストーカーはサドルにドッカとお尻をのっけて走るポジションだから、どうしてもお尻が痛くなりやすい。そこで私のお尻を心配してくれたお友達が知恵と道具を次々に授けてくれました。ありがたや〜。RAYさんからはパッドの厚いレーパンを情報を。まきさんからはテリーのサドルをもう半年も借りてるね。かとー@新川崎さんからも急遽サスペンションシートを借りてきました。アソスのクリームは要らないかなと思ってましたが、あった方が良いとの意見が多いため、この土壇場になって現地で手に入れようかと考えてます。これでお尻対策はばっちり。たぶん。後は根性を持ち合わせているならば、一週間のツーリングを楽しく過ごせるはずです。
ネリウメさんからもお尻つながり?で「キャンプ生活でなくてはならんもの、それはトイレットペーパー」の助言をもらいました。ちゃんと詰めたよ〜(^^)

それから、今年は一年前のように落車して怪我しないよう、くれぐれも気をつけたいと思います。心配してくれてる家族、職場の人達、お友達の皆さん、ありがとう。行ってきまーす!

9.11を目前にして、さすがにこれを着ていく勇気がありません。

cycle oregonのパッキングも大詰めです。往きの荷物はなるべく小さくして、最初に立ち寄るポートランドで着替えや防寒着を買い揃える予定でいます。オレゴン州はtax freeなんだそうなので、お買い物する気満々。といってもお金がなーい!んだけどね。

columbia
http://www.columbia.com/
patagonia
http://www.patagonia.com/web/us/patagonia.go?assetid=1920
REI
http://www.rei.com/stores/portland/index.html
tiffany
http://portland.citysearch.com/profile/11424438/portland_or/tiffany_co.html
pioneerplace
http://www.pioneerplace.com/html/index10.asp
sur la table
http://www.surlatable.com/index.cfm

熊澤酒造で買って来た日本酒で晩ご飯。梅干しで煮いた鰯と納豆そうめん、トマトサラダ、大根とお漬け物のサラダ。口の中が鰯の脂でギトギトしたところを冷たい日本酒がサッと洗い流してくれます。飲みやすくて美味しい。飲み過ぎて酔っぱらいらいに要注意。青い瓶が涼やかなのが良い感じです。週末からのオレゴン旅行に備えて、冷蔵庫空っぽ大作戦。お夕飯の材料はなるべく買い足さずに貯蓄してあるもので済ませました。もうほとんど食べきって、あとはお豆腐一丁とレタス半分のみ。今週はもう家で晩ご飯食べる機会がなさそうな予感がしてます。というか、もう作らない宣言だったりして。

Cycle Tokyo!のwebサイトを仲間で立ち上げてから約1ヶ月が経ちました。「東京を自転車で走りたい」と考えている海外からのサイクリストと、東京に住んでいるけれども「自転車で走り回るのはちょっと不安」と感じている外国人の為の自転車生活をサポートするサイトです。

海外からの反応は如何に?と様子を伺っていると、早くもこの出来立てほやほやサイトを見て関心を持った人から連絡がありました。なんとお隣の国からガイドの依頼が入ったのです!奥多摩温泉ツアーとB級グルメツアーに興味を持ったそうです。今スケジュール等の調整をしている最中で、来月には第一回ツアーが行われることになりそうです。実際に反応があったことはとても嬉しく、ほとんどお役に立ててない私でも手応えとやりがいを充分に感じているところです。でも私、記念すべき第一回ツアーに参加出来ないんです。残念。

この先も海外からやって来る人達とサイクリングを通じて交流する機会をどんどん増やして行きたいと考えてます。この週末から参加するcycle oregonでもお友達を作ってくるのが目標です。英語を勉強しなくっちゃねー。

秋風と蝉の声、鰯雲と水着ギャル、稲穂とひまわりといった風に、今日という日は去り行く夏と秋が入り交じってるようでした。

クセのある親父の作るカレー(リッチなカレーの店アサノ)、境川サイクリングロード、new SatRDay遭遇、引地川サイクリングロード、のあんの天然氷、海辺のサイクリングロード、熊澤酒造の美味しいビールと絶品料理etc.とどれも最高に素晴らしく、一日中幸せな気分でした。

このアーカイブについて

このページには、@nak(た)September 2006に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブは@nak(た): August 2006です。

次のアーカイブは@nak(た): October 2006です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 5.2.7