Oregon日記 Day2 Heppner to Starkey 81.7mile

寝袋に潜り込んでから目が覚めるたび、外気温が急激に下がっていくのが分かりました。寝袋から出した顔が寒さに強張るのを感じ、狭い寝袋の中に縮こまるようにして朝を迎えました。出掛けにユニクロのフリースのロング靴下をスーツケースに詰めてきて本当に良かった。今回の旅では大活躍で、サイクリングの時にもテント生活時にも気軽に脱着できて暖かで、洗ってもすぐに乾いて便利でした。そんな朝、朝食用テントに向かうと、昨日まで短パン&Tシャツだったアメリカ人達もさすがにフリース等を着込んで寒さ対策をしているように見えました。この日から日を重ねるごとに標高が高くなり、重装備も増していくのでした。皆でお揃いのウィンドブレーカーに身を包み、今朝も7時前後にスタート。朝から緩やかなヒルクライムが用意され、昇る朝日と山間の景色を楽しみつつ上っていきます。後ろから次々とサイクリスト達に追い越されていきますが、必ず”Good Morning!”あるいは、“Welcome to Oregon!”と声を掛けてくれます。私達も元気良く声を張り上げ、挨拶に応じます。日本からきたサイクリストと分かるや片言の日本語を語りかけてくる人も相当数いました。午前中のヒルクライムで既にアップアップ状態の@nak。Ukiahでランチしながら残りの行程と自分達の体力について真剣に検討します。潔くサグワゴンに乗ることで意見が一致し、平野さん、haiさん、いいづかさんと共に峠の頂上まで約20mile(32km)、ワゴンに乗せてもらうことになりました。ワゴンに揺られてる間、酷暑の中走ってる参加者を見て心が痛んだりもしましたが、同乗者達と会話が弾んで楽しかったのでこれはこれで良い思い出となりそうです。そんな時、真っ白髭を顔全体に蓄えたワゴン隊長?さんから、「君はお尻フリフリになってるよ。サドルが高いようだから、BikeGallaryでフィッテッィングしてもらいなさい。」と声を掛けられました。特にポジション問題を感じてなかった私は、「本当に私のこと?」なんて思ったりして。下り基調の道のりを走ってキャンプ地Starkeyに到着したのは午後5時を過ぎてたでしょうか。この日のキャンプ地は荒地の埃っぽい場所(放牧地か?)でしたが、到着したら既にテントが設営されてるのは何よりも有り難い。シャワーのタンクが空になって給水車待ちしたり、お湯が出たり出なかったりする不便さもきっと良い思い出となるはず。夜中にトイレに立つ回数も次第に減り、パッキングも手早くなって、自身がキャンプ生活に馴染んでいくのが分かりました。

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このページは、@nak(た)がSeptember 21, 2006 8:09 PMに書いたブログ記事です。

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