映画 寝ずの番

今週月曜日、餃子を食べた後、お口のニオイを気にしつつシネスイッチ銀座で公開中の「寝ずの番」を観てきました。いや、おもしろかったー。全体的にテンポが良く、あっという間に終わってしまった感があります。
上方落語一家に次々と起る3つのお通夜の話で、故人の遺体を前にして繰り広げられる弟子や仲間たちによる「寝ずの番」のどれもが底抜けに明るくて楽しい。
私も母から「お通夜は湿っぽくてはいけない、楽しくせよ。」と前々から仰せ付かっていたりしますが、結構プレッシャーかもよ・・・。お通夜の雰囲気なんて、残される私たち家族の采配、運営努力よりも故人の生前の人柄に関わってくるんじゃないのかしら? 
ま、そんなことは置いといて、
臨終間近にある師匠の我がままを、一門の弟子たちがどうにかして叶えてあげようと知恵を出し合い奮闘するシーンに「何でー?」と思ったりしつつも、師匠と弟子たちの深い絆を見るにつけ、なるほどそんなものかと思ったり。なかなか楽しい映画でした。

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コメント(2)

you :

うちの爺さまの通夜は弔問客による笑い声の響く大宴会になってしまい、一緒に暮らしていない親族にはいい顔されなかったけど私たち家族はイイ弔いだったと今でも思っています。明るい通夜、難しいけど救われますね、送る方としては。今では寝ずの番をしなくてもいいように一晩保つ線香とかあるらしいですね。寝ずの番結構キツイモンなぁ。

@nak(た) :

私も一度だけ祖父が亡くなったときに、お寺に泊り込んで従兄弟達と寝ずの番をした経験があります。その時にはお線香のお守りをした覚えがまったくないので、長持ちするものだったのかしら。
私の時もいっぱいの悪口と少しの褒め言葉で明るいお通夜にして欲しいな。

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このページは、@nak(た)がApril 20, 2006 9:29 PMに書いたブログ記事です。

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